そろそろ書いてもよかろうという頃合いなのでやります。
ただ例年思うのは、結局年間良かったものを出そうと思うも、良いという判断が状況に拘束されていて、どうしてもこの時期に良いと思えるものになりがちである。だから、来年の夏ごろにもう一度作り直すのがいいのではないかと毎年思う。面倒だからやらないのだけど。
今年は、とりあえず2020のを去年聞いてそのあときに聞いてよかったものも追加してみようかと思う。以下の順番は良さの度合いを示すものではなく、itunesの「最近追加した項目」を上から遡った順番。私自身の良さの基準としては、自分にとって耐久性がありそうなものです。
〈2020ロスタイム〉
- 淺堤/不完整的村莊 今年の最初の方は台湾音楽を探すことに熱心になっててそれからよく聞いてた。
- MICHII HARUKA x BVDDHASTEP/Howling
道井さんといえばナナシスやらパチンコとしてよく知られていますが、戦車俱楽部をかつてやっていたりヒプマイに楽曲提供したりしている方とコラボしてアルバムを出されていました。MVのドット絵がかわいくて良い。
- シュウタネギ/じかんはもどらないwww.youtube.comバレーボウイズが解散しソロプロジェクトを始めてからの最初のアルバム。爽やかさと疾走感があって自転車乗りながらにちょうどいい(交通違反)
- mel/dayflower
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mel-jp.bandcamp.com勢いのあるシューゲイザーで好き。
- קיקי מלינקי/שנת החתול イスラエルっぽさがあるとかそういうわけではなくて、シンプルなスリーピースバンドで結局こういうのを好きになる。
- Andrea Santiago/Trilogía de las Bestias 3曲入りシングル。今年出していたシングルも良くて、アルバム出るのが楽しみということで。
- Blue Flower/Love in Gold ネオソウルだけど、この曲について考えると、今年の夏にワクチンの一回目を打ちに本郷に行ったけど、あまり行かなくて会場がわからなくて暑い中うろうろしていたのを思い出す。駒場と本郷のご飯事情の格差を思い知った。
〈2021〉
- Pearl Charles/Magic Mirror キラキラしていて単純にハッピーになる。
- Kylie V/Big Blue 今年の初めによく聞いていた。あとで調べてものすごい年齢が若くてびっくりした。
- Koji Shibuya/Lots of Birds
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kojishibuya.bandcamp.comじっくりとずっと聞いていられる。別に出していたシングルも良かったのでぜひ。
- Sofía Campos/Lugares Imaginarios ラテン調のテンポの良さと唄の軽やかさで引っ張ってくれて良い。
- Clara Delgado/antes da palavra ボサノバをベースにシンセが上手く取り入れられていて、まさにMPBという具合が好き。
- IDOLY PRIDE/Collection Album[奇跡] IDOLY PRIDEという今年やっていたアニメ、それをもとにリリースされたソシャゲのアルバム。メインのユニットの曲はそうでもないけど、作中で伝説のアイドルとされている長瀬麻奈の楽曲は抜群に良い。神田沙也加さんありがとう。
- Caetano Veloso/Meu Coco 一曲目の表題曲のインパクトがとにかく強い。どの曲も細部まで作りこまれていてとても良い。仮にランキングをつけたとしたら、2番目くらいには好き。あとジャケットは今年一番好きかもしれない。
- downt/downt 最近の日本のバンドはどれも楽曲の完成度高くておしゃれなんだけど、どれも好きになれないなかで、ひさしぶりに好きだと思えたもの。一方で、過去に好きだったバンドに懐古的に照らし合わせてしまっているだけかもしれないと反省的にも思う。
- Jennifer Souza/Pacífica Pedra Branca 長らく新しいアルバムを待っていてようやく来てくれた。間違いなく今年の一番です。全体としてあたたかみが素晴らしく、夜中にひっそりと聴きたい。
- イ・ラン/オオカミが現われた 名前を見て、そういえば柴田聡子との共作出して以来聞いてなかったなと気づいた。ブックレット付CD買えてないので欲しい。
- Clara Presta/Pájara おそらく今年のラテンのランキングに名前がよく載るだろうと思われるもの。
- Juana Molina/Segundo(Remastered) リマスター記念に載せてみた。ただリマスター前のものを聞いていないのでどこらへんが違うかはよくわからない。
- Drug Store Romeos/The world within our bedrooms とにかく声がかわいい。少し変則的なドリームポップ。
- Carolina Donati/Arde アルゼンチンの女性SSW。以前リリースしていたアルバムも良かったがこれも好きだった。最後の曲みたいなアウトロに長いやつに弱い人間です。
- Parannoul/To see the Next Part of the Dream もうこの言い方は廃れてしまったけど、ロキノン好きだった人間としては挙げざるを得ない。
- Bruno Penadas/Private Reasons ちょっとひさしぶりのアルバム。1曲目のサビへのメロディー入り方とか大好きです。
- Subsonic Eye/Nature of Things
- わがつま/第1集 田中ヤコブがシングルを出した時に唄っていたうちの一人。一人で活動したりするのかなと楽しみにしていたらリリースされていた。不思議なポップで良かったです。
- Banda Tereza/Animes, Kylie Janner, Clocks & Remédios タイトルやジャケ、一曲目のタイトル"The Girl from Tokyo-3"などを見てわかるとおりそうしたオマージュなのかと思いきや、さっぱりわからなくて爽やかポップス。
- Nair Mirabrat/Juntos Ahora たしかこれが今年の一枚目だった記憶。参加メンバーが豪華で良いです。
- 幸木野花/ひとりとひとりとwww.youtube.comこちらも田中ヤコブのシングルに参加していたうちの一人。声がとても好きでリリースするのを楽しみにしていた。
以上!